木工・彫刻
Sculpture

木工・彫刻
Sculpture

 
日光彫か ダンテスカチェア 装飾椅子 X651
商品番号:022771
価格 (税込) お問い合わせください
年代 昭和初期
材質 座面から下 ヨーロッパ製 上部 日本製木材
サイズ 700(W)× 1130/410(H) × 600(D) [mm]
送料
送料ランク M  こちらをご覧ください>
+3,000円(大型商品追加料金)

14世紀イタリアの詩人ダンテにちなんで名付けられた椅子
似ている椅子にサボナローラ・チェアがあります
X字型のフレームが特徴でルネサンス期に上流階級で愛用された歴史を持ちます

長い間ヨーロッパで愛されてきた形ですが19世紀(ヴィクトリア朝時代)になると
ダンテスカチェアの装飾はより豪華で過度なものへと変化していきました

ルネサンス期(オリジナル:15〜16世紀)
シンプルなデザインで 主に寄木細工(象嵌細工)や簡潔な彫刻が用いられました
ヴィクトリア朝時代(リバイバル期:19世紀)
動物や植物をモチーフにした豪華絢爛な彫刻がふんだんに施されるようになりました
この時代は 過去の様式(ゴシック ルネサンス ロココなど)が次々と復興(リバイバル)した時代でした

本作品は大変珍しい 日本製のダンテスカチェアと思われます
正確には 座面までが海外製(前面の装飾は日本彫) 上部は後から足したものだと思われます
座面に虫食い跡が残っているので 上部の状態が悪く 日本の感性で修復し仕立てたものだと思います
彫刻の特徴から 日光彫(軽井沢彫)の職人が挑んだ作品だと想像します

軽井沢では明治中期頃から外国人のリゾート地として開発され その後日本人の別荘が混在するようになってきました
椅子式生活を営む別荘地の外国人用の洋家具の需要が高まり その需要を満たすために
日光彫を源流とする軽井沢彫がはじまったとされます
そのような時代の需要を満たすため このような彫刻の椅子の特注品があっても不思議ではありません

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